カープ床田 防御率2位でも泰然自若 「気にしない」16日先発も目の前の打者に集中

 広島の床田寛樹投手(28)が15日、マツダスタジアムでの投手指名練習後に取材に応じ、泰然自若の心構えを強調した。16日のDeNA戦(横浜)に予告先発する。今季は3勝0敗で、防御率はリーグ2位の1・37と安定感がある。目の前の打者だけに集中し、結果を出す。

 今季3度目のDeNA戦だ。床田は「いつもと変わらず、しっかりと先頭を取って最少失点で粘れたら」と静かに闘志を燃やした。念頭に置くのは、無心で腕を振ることだけだ。

 防御率は九里の1・33に次ぐリーグ2位の1・37。それでも自身の防御率ランキングを問われると「見ていないんです。5番目くらいに、いれたら…」とはにかんだ。

 シーズン終盤なら個人成績に目を落とすが、まだ始まったばかり。さらに過去の経験から防御率は見ないようにしているという。

 「昔、今永さんと投げ合った。その時に僕が防御率2位で今永さんが1位。1、2位対決みたいになって、ボコボコに打たれた。それからあまり気にしないようにしています」

 今、重きを置くのは目の前の打者のみ。前回2日の対戦では、本調子ではないものの6回1/3を7安打1失点にまとめた。今回も粘り強い投球で勝利の道を切り開いていく。

 右足首骨折から復帰した今季。好成績の要因を「この打者は別に無理に勝負しなくていいとか、ここはこういう感じで入ってきてとか。一歩引いて、投げられているからかなと思います」と自己分析した。

 大事な3連戦初戦。チームの白星を積み重ねるため、泰然自若の心を忘れない。

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