北別府学氏の退院が延期 妻の広美さん明かす「今回は中々手強い」移植の後遺症 「小田和正さんの歌声」には反応示す

 広島OBの北別府学氏のブログが24日、妻の広美さんによって更新され、「主人の退院が延期になってしまいました」と報告した。

 北別府氏は20年、成人T細胞白血病の治療で末梢血幹細胞移植(骨髄移植)を受けたが、移植患者にみられるGVHD(移植片対宿主病)の症状をたびたび発症。今回もその症状が続いているようで、「移植の生着後、GVHDとの闘いで様々な症状が次々と襲ってきて的確な治療をして頂き乗り越えてきましたが、今回は中々手強いようです」と説明した。

 続けて、「実は、血管も脆くなっていましてその治療に当たって頂いています。主人は眠っている事が多く、幸いな事に苦しみの表情はあまり見せません」とも明かした。

 携帯を動かす様子もなく「主人が1番反応するのは家族の声ではなく、小田和正さんの歌声です」としたが、「目を開けてうっとり聴いている様な穏やかな顔つきになり私まで嬉しくなります」と心境をつづった。

 北別府氏は移植の影響で免疫力が低下し、昨年6月には敗血症も発症。今年2月には帯状発疹に罹患するなど、闘病生活が続いている。

 広美さんは大谷ファンの北別府氏のために購入したベーブ・ルースのレプリカの飾りなどの写真も公開。「この部屋に一日も早く帰らせてあげたいと祈っています」と思いを込めた。

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