広島が勝率5割復帰 3年ぶり白星の島内に新井監督「投げている球に自信を持っている」【一問一答】

 「広島6-4ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 広島が序盤のリードを守り切って勝率を再び5割に戻した。初回に坂倉が先制の2点適時打、二回は秋山の適時打でリードを広げ、三回は田中が3号3ラン。田中は自身3年ぶりの猛打賞で勝利に貢献した。

 プロ初先発となった黒原は3回1/3を投げて7安打3失点。プロ初勝利は逃したが、6奪三振で持ち味を示す場面もあった。中盤は2点差に迫られるも、島内、ターリー、矢崎とつないでヤクルトを振り切った。島内は今季初勝利で、2020年10月31日・中日戦以来、937日ぶりの白星をつかんだ。試合後の新井貴浩監督(46)の主な一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -黒原は三回まで踏ん張った。

 「マウンド上での躍動感があった。(初回)いきなり連打で無死一、二塁だったけど、その後もストライク先行でしっかり勝負できていた。そういうところを評価したい」

 -3回まで6三振。

 「しっかりと腕が振れたよね。打者に対して向かっていっている、打者と勝負しているという風に見えた」

 -次も先発を任せてみたいと思わせる投球だったのでは。

 「いいものは見せてくれたと思う。初先発であれだけ打者に向かっていける、そういう先発の資質は感じた」

 -島内に久しぶりに白星がついた。彼の成長を感じる部分は。

 「元々、一級品の球を投げていた。今年はゾーンの中で勝負することができている。自分が投げている球に自信をもっているんじゃないかな。だから迷いがないよね」

 -田中が猛打賞。

 「内容がすごくいいよね。反応の仕方も、見送り方もいい。本当に頼りになる。試合に出る時でも出ない時でも、彼が最高の準備をしている姿を、こちらは見ている」

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