広島・島内 937日ぶり白星 今季初の回またぎで無失点!オスナにリベンジ 「リリーフで勝ったと言われる試合を」

 「広島6-4ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 深呼吸して腕を振り抜いた。6-3の六回2死一、二塁。オスナを迎えた場面で登板した広島・島内は、力を出し切ることだけに集中し、中飛に仕留めた。ベンチの期待に応え、大きな拍手を浴びた。

 「試合前からそういう場面で投げるぞとコーチから言われていて準備していた。気持ちを入れていきました」

 投じた3球は全てチェンジアップ。悔しい経験があったからこその配球だった。4月1日のヤクルト戦。0-0の七回1死から登板し、オスナに初球の直球を左翼席へ運ばれていた。「(今日は)待ってないだろうと思うチェンジアップを投げると決めていた」。打ち気をそらしてリベンジに成功した。

 失点すれば、試合の主導権を手放していた場面。新井監督は「あそこはポイントになった。流れをグッとあっちに行かせなかった」と称賛した。

 今季初の回またぎとなった七回を三者凡退で終え、1回1/3を無安打無失点。2020年10月31日の中日戦以来、実に937日ぶりとなる白星を挙げた。

 5人の救援陣がそれぞれの仕事を果たした。継投でつかみ取った1勝でもある。

 「去年はリリーフが弱いと言われた。その悔しさはみんなが持っている。僕たちもリリーフで勝ったと言われる試合を増やしたいと思ってやっている」

 右腕の言葉がブルペン陣全員の思いでもある。

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