広島 マクブルームがスタメン落ち、山本由伸が苦手の右打者一人、得意の左打者8人並べるも不発

 オリックスに敗れ、ベンチを後にする新井監督(25)らカープナイン(撮影・飯室逸平)
 4回、山本の前に2打席連続の空振り三振に倒れる秋山(撮影・飯室逸平)
 7回、山本(18)の前に遊飛に倒れ、悔しがる松山(撮影・飯室逸平)
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 「オリックス4-0広島」(30日、京セラドーム大阪)

 広島は山本由伸-山崎颯一郎のリレーの前にわずか2安打で三塁も踏めず今季6度目の零封負け。オリックス戦は18年から13連敗となった。

 広島・新井貴浩監督は7回2失点の先発大瀬良について「ナイスピッチングだった。しっかり試合を作ってくれた」とたたえた。

 山本に封じ込まれた打線については「よかったよね。球界を代表する投手にいい投球されるとなかなか打てるもんじゃない。特にフォークの精度がすごく良かった。投げミスはほとんどなかった。浮いたフォークがなかった。なかなかいい投球されると簡単には打てない。でもうちはヒット2本。反応の仕方を見たら、よかったと思う。受け身になってなかった。しっかり投手に入っていってた。2本だったけど、相手が上回った」とわずか2安打に封じ込まれたが、前向きに捉えた。

 150キロを軽く超える直球に落差の大きいカーブ、さらにフォークなど多彩な変化球にも翻弄(ほんろう)される中、ストレート狙いを指示した。

 「もちろん。フォークは狙いにくい球種だから。真っすぐ入っていって、ちょっと浮いたフォークをって入り。ストライクのフォークをベース盤の上に、ほぼほぼ投げミスなかったので。それは相手が素晴らしかった」

 ただ、山本は対右打者の被打率・319に対して、左打者・164と右打者の方が打っているにもかかわらずマクブルームをスタメンから外し、菊池以外8人左打者を並べた。

 「それは数字的なもの。今のうちの左打者の状態、右打者の状態も見てる。数字ありきじゃなしに、打者の状態をみてスタメンを決めた」

 4番に起用してきたマクブルームを外したことについては「ここ数試合の打席での内容を見て、自分が判断した。打席の内容を見て、総合的に自分が判断した」と語った。

 相手に合わせるのではなく、こちらのベスメンバーを組んだ格好となった。

 「そういうイメージ。右打者が数字的にいいのはわかってるし、その中でも自分の打者の状態、数試合の内容みてラインアップを決めた」

 第2戦は九里が先発する。

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