広島・新井監督 逆転負けで鷹に8年ぶり勝ち越しならず 交流戦2カード連続負け越しに「パとの差は感じてないから悔しい」
「広島2-3ソフトバンク」(4日、マツダスタジアム)
広島は逆転負けで2015年以来2度目となるソフトバンク戦のカード勝ち越しを逃した。
先発のアンダーソンは5回ノーヒットながら右足がつった影響で降板。六回から栗林をつぎ込む。先頭の中村晃のレフトへの飛球を西川が目測を誤り二塁打。続く牧原大の投ゴロは太陽と重なる不運で安打に。そこから3連打で逆転された。
新井貴浩監督は栗林について「彼にとったら、不運が続いた今日だった。ボール自体は戻ってきてからよくなってきているので、また次に期待したい」とかばった。
八回はターリー、九回は矢崎と積極的に投入し、なんとか再逆転を狙った。「点差も1点ビハインドということで、何としてでもということでいってもらいました」。六回の攻撃では堂林に代打の代打で松山など代打3人をつぎ込む執念も見せ「あそこは勝負だと思って、ガンガン行きました」と振り返ったが、あと1点が遠かった。
敗戦の中にあって2試合連続で先発出場の曽根が3年ぶりの安打を記録した。「昨日3年ぶり?のスタメンで。そんな簡単に1試合で打てるものだと思っていないので。ここ最近の彼の練習の内容を見ても、いい内容で練習していたので。プラス守備範囲、肩の強さも考えて。出塁したら足を絡められるということで、今日も(スタメンで)行ってもらったんですけどね」と、語った。
オリックス、ソフトバンクと2カード連続の負け越しとなった。「差ですか?感じていないです。感じていないから、今日悔しいです。勝負事なので勝ち負けがあるので。今日は本当ちょっとしたところ、ちょっとした球際の差だったと思う。まっちゃん(松山)にしても、相手の守備はナイス守備、ナイス判断だったと思うし。そういうところでちょっと運がなかったのかなと。オリックス、ソフトバンクとパリーグの強いチームと戦ってきて、手応えあります。ホントちょっとしたところだと思います」と、悔しさをにじませていた。
6日からは敵地で日本ハム、ロッテと6連戦が待つ。