広島・床田 パ首位・ロッテ斬り8回1失点5勝目 規定投球回到達で防御率3位! 同期・矢崎と念願のVリレー
「ロッテ2-3広島」(9日、ZOZOマリンスタジアム)
広島・床田がパ首位のロッテを寄せ付けない投球で今季最長の8回1失点。左肘違和感から復帰後、初勝利。チームトップタイの5勝目を挙げるとともに、60回1/3で規定投球回数にも到達し、防御率3位にランクインした。
「最後の四球がもったいない」
八回1死から田村に出した四球を悔やんだ。5月9日・中日戦(岐阜)で木下に与えて以来、約1カ月、3試合ぶりの与四球。この制球力こそ9試合で8試合のクオリティースタート(QS=6回以上自責点3点以下)の安定感の源だ。
「早く打たせようっていう感じで投げてます。三振はそんなに求めてない。ピンチの時に取れたらいいぐらいでやっている」
早めに追い込むことで、相手に狙い球を絞らせない。八回も四球のあと、代打・佐藤都、池田を3球で追い込んで打ち取った。
最後を締めたのは同期入団の矢崎だった。
「“2人でリレーできたらいいね”って話してた。7年掛かったけどできてよかった」
打のヒーローは同級生の西川。3人でチーム4連勝に貢献した。
「同級生3人しかいないんで、3人全員、上(1軍)でしっかりやれてるっていうのはすごいうれしいこと。こういう試合が増えればいい」
左腕エースが一段とたくましさを増した。