「ウエスタン、広島３－４ソフトバンク」（２２日、由宇球場）

　示した“変わり身”が、首脳陣に届いた。２軍調整中の広島・小園海斗内野手（２３）が２安打し、視察した新井監督の前で存在感を見せつけた。

　二回２死から左中間へ三塁打を放ち、四回２死一塁では中前打。今季、ソフトバンクの開幕投手を務めた大関からのマルチ安打に「いい感じだと思う。続けていくだけ」と継続を誓った。

　開幕スタメンに名を連ねたが、不振で４月２１日に出場選手登録を抹消された。新井監督は「打席での姿、守っている姿、走る姿。ファームに行く前と行ってからでは、すごく成長しているなと感じました。収穫でしたね」と笑顔。小園は「全部の面で信頼を勝ち取れるようにやっていきたい」と再昇格へ、さらなるアピールに腕をまくった。