3連勝の広島・新井監督 一丸ムードのワケは「『秋山さんをカバーしよう』という空気になっている」一問一答

 8回、勝ち越し犠飛を放った秋山は新井監督、藤井ヘッドコーチに迎えられる(撮影・田中太一)
 8回、勝ち越し犠飛を放つ秋山(撮影・田中太一)
 6回、同点適時打を放つ坂倉(撮影・田中太一)
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 「広島-DeNA」(27日、マツダスタジアム)

 広島が逆転勝ちで3連勝。2試合連続で1点差ゲームをもぎ取って、貯金を今季最多タイの4とした。

 同点の八回1死三塁で、秋山が勝ち越しの中犠飛。1点を追う初回は二ゴロの間に三走・菊池を本塁へ迎え入れ、1点を追う六回は1死一塁から15打席ぶりの安打となる右前打を放った。その後、坂倉が同点の適時打、苦しんでいたバットマンが全3得点に絡んだ。

 先発・床田は今季ワーストタイの9安打を浴びながらも7回2失点。八回は積極的休養で1軍を離れていたターリーが三者凡退に封じ、九回は矢崎が締めた。試合後の新井貴浩監督(46)の主な一問一答は以下の通り。

 -八回は秋山のバットで勝ち越し。

 「あの場面で最高の仕事をしてくれましたね」

 -床田も粘った。

 「勢いのある強力ベイスターズ打線を相手に、ヒットを打たれながらも要所を締めて、きょうもナイスピッチング」

 -2試合続けて1点差の試合を制した。

 「接戦を勝ち切るというのは、やっぱりチームに力が付いてきている証拠だと思う。ましてや今一番、勢いのあるベイスターズですから。そのチームに対して逆転で僅差で勝ち切るというのは、本当にチームに力が付いてきている証拠だと思います」

 -秋山に安打が出ない時、みんなで助けていきたいと話されていた。

 「彼の準備、野球に対する姿勢を、周りの選手は見ている。だからベンチ全体が『秋山さんのために今、俺たちがカバーしてあげよう』という空気になっている。そこが見えない部分のチームに対する貢献度。きょうは本当にすごくいい仕事をしてくれた。何とかチームで今『秋山さんをカバーしよう』という空気になっている。それがチームの結束力にもなるから」

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