カープ秋山に復調兆し見えた決勝犠飛 評論家が分析「結果が気持ちを高め、次につながっていく」

 「広島3-2DeNA」(27日、マツダスタジアム)

 広島・秋山翔吾外野手(35)が八回の決勝犠飛でチームを3連勝に導いた。六回には15打席ぶりの安打となる右前打も記録。デイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)も「価値ある2打席」と復調の兆しを感じ取った。

  ◇  ◇

 この日のような投手戦となった場合、1プレー、1球というものの緊張感が増してくる。

 例えば先発・床田の場合、四回2死一、二塁から大貫にヒットを許し満塁とされたり、六回1死一塁から大和に右前打され一、三塁となったところは、いずれも初球。

 気を抜いてはいないだろうが、1球で展開が変わる怖さを感じたはずで、こうした下位打線で背負ったピンチをしっかり修正して最少失点で抑えられたところ、特に牧、宮崎に仕事をさせなかったところはさすがと言える。

 先発投手が安定する中で、チームとしての朗報は不調だった秋山の打撃だろう。2打席目の左飛までは「まだ疲れているかな」と思われたが、六回に彼らしいヒットが出ると、八回、チャンスでスライダーに腰を引くことなく、自分の形で犠飛を上げた。

 本来、技術を持っている打者だけに「結果が気持ちを高め、次につながっていく」価値ある2打席となるように見えた。

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