カープ堂林 意地の追撃2点二塁打「点に結び付いてよかった」 対戦打率5割のお得意様ピーターズ撃ち

 6回、2点適時二塁打を放ち、塁上でナインに応える堂林(撮影・伊藤笙子)
 6回、2点適時二塁打を放つ堂林
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 「ヤクルト3-2広島」(1日、神宮球場)

 五回まで、4安打1四球に2つの相手失策がありながらも、打ちあぐねていた左腕ピーターズ。広島・堂林翔太外野手(31)が意地を見せた。

 六回、西川、上本の安打などで2死一、二塁。ここで堂林はフルカウントからの7球目、スライダーを右翼ライン際に落とす2点二塁打で1点差とした。

 「(ピーターズに)チームとして苦手意識はない。チャンスもつくれていた。あのままズルズルと0点でいきたくなかったので、何とか点に結び付いてよかったです」

 ピーターズには対戦防御率1・45とチームとして苦戦している中、堂林はこれで6打数3安打の打率5割と得意としている。

 6連勝の勢いそのままに、七回には3番手の星を攻めた。2死一、二塁からデビッドソンに代打・田中を送る攻めの采配も見せ、マウンドから引きずり下ろす粘りも見せたが、あと1本が出なかった。新井監督も「あともう一歩のところまで追い上げている。また明日につなげていきたい」と前向きに捉えた。

 首位・阪神とは3ゲーム、2位・DeNAとは1ゲームと差は開いたが、最後まで諦めない姿勢を示せた。連勝は止まっても、6月に14勝9敗と躍進した勢いは変わらない。7月反攻へ2日から再スタートする。

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