広島が5連勝で前半戦締め 今3連戦は全て1点差勝利 新井監督「チームが成長している証」 阪神と1ゲーム差の2位で後半戦へ
「DeNA1-2広島」(17日、横浜スタジアム)
広島がDeNAにカード3連勝。すべて1点差ゲームを制する勝負強さで、今季3度目の5連勝。新井政権最多更新となる貯金9とした。首位阪神とは1ゲーム差の2位で後半戦に臨む。
先発の床田が投打に躍動した。初回に先制されるも、二回からは5イニング連続で三者凡退。七回途中まで2安打と試合をつくり、リーグトップタイとなる8勝目を挙げた。
打っては1点を追う五回、先頭打者で右前打を放ち出塁すると、上本が右線二塁打で続き二、三塁に。無死二、三塁から野間の二ゴロの間に床田が生還し、同点に追いついた。
迎えた七回はまたも先頭の床田が中前打。これを桑原がバウンドを合わせ損ねる間に二塁へ(記録は桑原の失策)。2死後、秋山は右前打。今度は蝦名がチャージせず二走の床田は楽々、生還して勝ち越した。
七回は2死二塁のピンチに栗林を投入。代打・宮崎を空振り三振で切り抜けた。八回は島内、九回は矢崎が無失点で抑えた。これで対DeNAは6連勝。最高の形でシーズン前半を折り返した。
試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。
-今日は床田投手が投打で躍動
「そうですね。中5日で行ってくれて、今日もナイスピッチングで、打撃の方でも素晴らしかったと思います」
-七回は二塁走者となり、秋山の右前適時打で生還した走塁も良かった
「あそこは一瞬の隙を突いて(床田を)回した小窪コーチのファインプレーだったと思います」
-七回のピンチで代打・宮崎を迎えて栗林にスイッチ
「こちらもいろいろ考えて、中5日というのもあったし、(攻撃で)走者に出てけっこう走っていたので、そういうのもあった。17時開始で暑いし。同点だったら、そのまま行かせていたと思う。同点だったら『白黒付けて来い』という意味も込めて行かせていたと思うけど、勝っていたからね。栗林もなかなかイニングの途中から行くというのもないと思うけど、本当にあそこで素晴らしいピッチングをしてくれた」
-栗林を含めて矢崎も3日連続登板で締めくくった
「この3連戦に入る前、リリーフ陣には前半戦残り3つだから、3連投あるよという風には、始まる前に言っていた」
-今日もチームの力で1点差試合を勝ち切った
「本当に厳しい戦いばかりでしたが、3試合連続の1点差かな。それをモノにできるというのは、チームが成長している証だと思います。今日も守備の方でも、小園もそうだし、素晴らしいプレーがあった。本当に力を付けていると思います。いつも言っているけどね」
-矢崎は3戦とも1点差を締めた
「最後の3つのアウト取るというのは、すごく大変だと思うけど、そこを頑張ってやってくれている。本人もマウンドに上がるたびに自信を付けてくれているんじゃないかな」
-5連勝締め。4日間空いて後半戦へ
「オールスターに出る選手には、ケガに気を付けて楽しんで来てねと伝えました。あとの選手は、しっかり休んで、また後半戦に備えてほしいと思います」