カープ九里から奪首ローテ “中4日”でアツい6連戦先陣 独自の調整法「いい状態で入っていく」 28日は野村

 2位・広島は首位・阪神とゲーム差なしで迎える6連戦。25日・ヤクルト戦(マツダ)には20日の球宴第2戦で先発した九里亜蓮投手(31)を中4日で投入。森、床田の左腕コンビで7月好調の相手に向かう。28日からの阪神との直接対決では初戦に17イニング無失点の“ドクター0”野村から、森下、大瀬良で一気に首位浮上を目指す。

 オリックス・杉本との寸劇で話題をさらった球宴第2戦から中4日。九里が首位浮上に向けて6連戦の初戦に先発する。

 2イニングを投げた後、この間のブルペン入りはなし。チーム一のタフネスは独自の調整法で7月10勝5敗と好調のヤクルト戦に臨む。

 「間隔が違うからといって問題はない。ブルペンは入ってないです。違うところでしっかりボールは投げている。試合にいい状態で入っていく準備をしている」

 今季は6勝4敗ながら、15試合の先発で6回以上自責点3以下のクオリティースタートが10試合、リーグ2位の102イニングを投げるなど安定感が光る。ヤクルトとは前回6月30日の対戦(神宮)では5安打で無四球完封をするなど圧倒している。

 「いいときの投球というのはあんまり覚えてない。打たれた試合の方が覚えている。そっちの映像ばっかり見ています。しっかり自分の投球をすることがまず大事」

 チームは7連勝中。首位・阪神とはゲーム差0。チームの雰囲気については「連勝中ベンチにいたわけではないのでまだ感じ取ってないですけど、練習だったり、ロッカーではすごくいい雰囲気でできている」と盛り上がりを実感している。流れに乗って快投へつなげるつもりだ。

 2戦目に150キロ超の快速左腕の森、3戦目には中9日と間隔を空けて床田の順で臨む。今季、本拠地でのヤクルト戦は6戦全勝と好相性。得意カードで一気に首位浮上は十分ありえる。相手のあること、たとえヤクルト3連戦では無理でも、28日からは首位・阪神との直接対決が待つ。ここで一気に勝負を付けることも可能だ。

 阪神戦は前回6日の対戦で6回無失点で勝利投手となった野村が初戦に、第2、3戦は中6日と無理せずに森下、大瀬良が万全の状態で登板予定。

 新井監督は勝負どころを問われ「8月中旬くらいかなと思っている」と話した。7月中にトップに立ち、8月中旬に一気に突き放す。そんなプランがあってもいい。いずれにせよ、5年ぶりの歓喜へ加速する6連戦にする。

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