広島・新井監督、菊池の復帰について「状態を確認しながらGOサイン判断」
「広島東洋カープ6-3東京ヤクルトスワローズ」(25日、マツダスタジアム)
広島が逆転勝利で4年ぶりの8連勝。阪神も勝ったため首位浮上はお預けとなったが、セ・リーグ50勝に一番乗りした。
新井貴浩監督は試合を振り返り「先制されて追いかける展開になったんですけど、みんな粘り強くやってくれたと思います。きょうもうちらしい、全員で勝ち取った勝利だと思います」と選手をたたえた。
決勝打は七回2死満塁からデビッドソンが中越え二塁打。
「本当もう、いいタイムリーヒットを打ってくれましたし、彼が打ったときというのはベンチ全員うれしそうでしたね。それは彼が日々、頑張っているからみんながベンチであれだけ喜ぶんだと思います」
先発の九里は6回3失点で試合をつくった。
「九里もオールスターから中4日だったんですけど、本調子ではなかったと思うんですけど、いつも通り、しっかり粘って、ナイスピッチングだったと思います。彼らしいピッチングだったと思います」
四回には秋山、七回には上本と好守備もあった。
「みんな本当、球際を攻めて、球際に強いなと思います。素晴らしいプレー、たくさんありました」
六回の同点は坂倉のバント安打が起点になった。
「やっぱり彼は周りが見えているなと。サードの守備位置をちゃんと見た上でね。あそこら辺の視野の広さというか、素晴らしい仕掛けだったと思いますよ。ちゃんと良く見えてますね、状況が。まぁでも九里でしょ。中4日で。疲れもあったと思うんですけど、いってくれて。本調子じゃなかったと思うんですけど、粘りながらゲームを作ってくれた。後からいったブルペンも、いつも通りしっかり抑えてくれて、本当に頼もしいです」
この日は左腕ピーターズに対して中村奨、末包をスタメンに起用した。
「ケガ人がいる中で、いつも言っているように若手はここがチャンスなんで、どんどんアピールしてもらいたいという気持ち。みんながみんないいものを見せてくれていると思います」
50勝に一番乗り。
「選手が頑張ってくれているんで、一番乗りできたんじゃないですか。繰り返しになるけど、まだまだ自分たちは強くなれるし、若い選手もいいものを見せてくれているし、また明日も頑張りたい」
菊池は打撃練習を再開した。
「そこは日々、日にち薬的なところもあるので、日々、彼の状態というのを確認しながら、GOを判断したいなと思っています」
26日は森が先発する。