広島がドローで阪神と1・5ゲーム差…打線が床田に報いることができず DeNA・バウアーに苦しめられる

 9回、代打のデビッドソンは凡打に倒れる(撮影・田中太一)
 8回、桑原を打ち取り打球を指さす床田(撮影・田中太一)
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 「広島東洋カープ0-0横浜DeNAベイスターズ」(3日、マツダスタジアム)

 広島が引き分けで首位・阪神とのゲーム差は1・5へと開いた。

 最大のチャンスはバウアーが降板した延長十一回だった。2死から代打・松山が中前打を放って出塁すると、代走・大盛が二盗に成功。小園は申告敬遠となり、一、二塁から野間が左前打で満塁と好機を拡大した。

 ここで秋山がウェンデルケンに2ストライクと追い込まれるもファウルで粘ったが…決定打を放つことはできなかった。延長十回も好機を生かせず、DeNA投手陣に封じ込められた形だ。

 先発の床田はリーグ10勝一番乗りをかけてマウンドに上がった。立ち上がりからキレのある直球と変化球を丁寧にちりばめ、DeNA打線をほんろうした。バウアーとの壮絶な投げ合いで一歩も譲らず9回無失点の快投を見せると、延長十回を矢崎、同十一回を島内、最終回を栗林が完璧なリリーフを見せゼロのバトンをつないだ。

 我慢強く打線の援護を待ったが、最後まで無得点でスコアレスドロー。今季2度目の引き分けとなり、勝ち数でも首位・阪神に53勝で並ばれた。

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