広島も連勝で阪神と一騎打ちムード 3位以下との差は6・5ゲームに

 3回、上本の二塁ゴロの間に小園が生還、ベンチで喜ぶ新井監督と藤井ヘッドコーチ(撮影・田中太一)
 2回、左越えへ先制2ランを放つデビッドソン(撮影・田中太一)
 2回、先制2ランとなったデビッドソンの打球を指さす新井監督(撮影・田中太一)
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 「広島東洋カープ7-3読売ジャイアンツ」(5日、マツダスタジアム)

 広島は投打の歯車がかみ合い、巨人に連勝した。チームも引き分けを挟み3連勝で、貯金を今季最多タイの14とした。首位阪神も勝ったため、差は1・5ゲームのままだが、2位・広島と3位・DeNA、4位・巨人との差は6・5ゲーム差に広がり、セ・リーグは一騎打ちの様相を呈してきた。

 打線は0-0の二回にデビッドソンの11号2ランで先制。助っ人の一発は、前日4日に続く2夜連続。さらに11本中6本が巨人戦という“巨人キラーぶり”を発揮した。

 三回にも3本の長短打を集め2点を奪うと、4-1の六回には小園の中前適時打で中押し点を挙げた。七回には田中がダメ押しの6号2ランを決めた。

 先発した玉村は安定感抜群。最速148キロの直球を軸に変化球を低めに制球し、五回まで完全投球。六回の先頭・門脇に、この試合初安打となる二塁打を浴び、その後、吉川に左越え適時二塁打を許したものの、後続を打ち取りこの回を最少失点で切り抜けた。

 玉村は7回4安打7奪三振無四球2失点。7月29日の阪神戦で先発した森下が右手中指のマメで同月30日に出場登録を抹消され、巡ってきた登板機会で、大きな仕事をやってのけた。

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