カープ新井監督「全員野球」で阪神M点灯に待ったかける 「結果に結びつけるのが私の仕事」

 広島・新井貴浩監督(46)が14日、本拠地で臨む15日からの阪神3連戦を前に全員野球を強調した。チームは1分けを挟み6連敗中。15日の同戦に敗れれば、阪神に優勝マジック29が点灯することになる。ゲーム差は8に広がっているが「自分たちがやってきた野球を」と意気込んだ指揮官。ナイン一丸で虎の独走を阻む。

 もう、これ以上は負けられない。本拠地で迎える、真夏の直接対決。目の前での優勝マジック点灯は、何が何でも阻止したい。新井監督は「全員で戦って、全員で一つの勝ちをもぎ取る」とこれまで通り、一戦必勝のスタンスを崩さなかった。

 チームは1分けを挟み6連敗中で、一方の阪神は10連勝で乗り込んでくる。今季の阪神との対戦成績も5勝9敗1分けと分が悪い。今3連戦、阪神の優勝マジック点灯を阻止するための条件は3連勝か2勝1分け。1敗した時点で自力優勝の可能性が消滅する状況だが、まずは初戦で負の流れを断ち切りたい。

 後半戦の開幕前、指揮官は8月中旬が勝負どころと位置づけていた。その考えは変わらず「踏ん張りどころだと思うし、みんな踏ん張ってやってくれてると思う。そこを結果に結びつけるのが私の仕事」と表情を引き締めた。泰然自若の構えで、選手たちをグラウンドに送り出す構えだ。

 今季のチームは個々が役割を果たし、泥くさく白星を積み上げてきた。だからこそ、7月には10連勝も成し遂げられた。「どこが相手でも、自分たちが今までやってきた全員野球で1試合1試合、戦っていきたい」と新井監督。結束力の強さを見せつけ、独走状態の虎に意地をぶつける。

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