広島・新井監督 上本途中交代に「代えの利かない選手なので心配」小園は右ふくらはぎに自打球で交代
「広島東洋カープ6-0阪神タイガース」(17日、マツダスタジアム)
広島は床田寛樹投手が阪神打線を5安打に抑えて今季2度目の完封勝利で自身初の2桁10勝目を挙げた。
打線は三回に1番に入れた上本の適時打で先制。その後も相手のミス突いて効果的に追加点を挙げた。
新井貴浩監督は床田について「素晴らしい投球だったと思います。ブルペンも助けてくれた。ずっとゼロでいってたんで八回が終わって彼に聞きに行った。彼に“完封したいか”っていうふうに聞いて、そこまでゼロで頑張ってきたのは彼だから彼に選択権があるからね。“いかせてください”と言ったんで、じゃあ行ってこいと」と続投に至った経緯を明かした。
「立ち上がりからすごく丁寧にいってましたし、彼のこの試合に懸ける、この登板に懸ける気持ちは見てて立ち上がりからずっと感じました」
おかげで登板が増えていたブルペン陣を休ませることができた。
「そりゃ大きい。ブルペンも助けてくれたし本当に頼りになる。ナイスピッチング」
打線は1番に上本、菊池を8番に入れる打順変更で臨んだのが奏功した。
「狙いは相手投手との兼ね合いもありますし、うちはいろんな打順があるわけで、全員で戦ってますんで、今日どれがベストかなっていうふうな打順にした」
勝利の裏で上本が走塁中に、小園は打席でケガをして途中交代となった。
「そこはちょっと心配ですね。小園は自打球でふくらはぎだったんで箇所が箇所なんで無理はさせられないので途中で外しました。崇司(上本)はハムかな。代えの利かない選手なので心配です。明日の状況を見てまた診断してもらってっていうかたちになると思います。そのあとに出た矢野にしても大盛にしてもしっかりと頑張ってくれましたし、いつも言っていますけど、全員で戦って全員で勝ち取った勝利だった。うちらしい勝利だったと思います」
小園は初回の打席で自打球を右ふくらはぎに当てていた。
「レガースのないところに当たっている。ふくらはぎじゃなかったらそのまま頑張れっていってたかもしれないですけど、箇所が箇所なのでやめときなさい」
3カードぶりに勝ち越し。
「勝ち越しましたけどいつも言っているように一戦一戦ということは変わらない。どこのチームでも変わらない。またその日その日を全員で戦っていきたい」
18日からは巨人をマツダスタジアムで迎え撃つ。