広島・新井監督 残り30勝2敗で行くぞ!「オレ言ったけど」「怖いね、そういうの公に出されたら」
「横浜DeNAベイスターズ0-5広島東洋カープ」(22日、横浜スタジアム)
広島は九里がDeNA打線に7安打を許しながら無失点で今季3度目の完封。約2カ月ぶりに7勝目を挙げた。
打っては相手エース今永に対して初回に西川の2点適時打で先制。堂林の2打席連発となる8号2ラン、9号ソロで追加点を挙げた。
新井貴浩監督は打線について「日本を代表するピッチャーからみんなよく点を取ってくれましたね。(指示?)それはバッティングコーチに任せているんで、彼の一番いいボールは真っすぐなんで、真っすぐをしっかり捉えていこうという形かな」と振り返った。
堂林が今月に入って本塁打を量産中。
「ずっといいスイングしてるね。雰囲気もあるし。元々、彼が持っている能力は素晴らしい能力を持っているし、今の姿というのに驚きはないよね。ただすごいやっぱりすごいなあと。素晴らしいなと思います。(2本目)大きかったね。追加点、あそこも大きかった、本当に。まあねえ。ホームランバッターの弾道だったね。高く上がってね。どんどん打ってもらいたいですね」
九里投手が今季最多128球を投げ完封した。
「週頭で最高のピッチングをしてくれた。ブルペンを助けてくれましたし。先週ちょっと登板数、球数が多い投手がけっこういたんで。こっちも助かりましたね」
九回の前に話し合う場面もあった。
「聞きにいって、球数もけっこう増えていたんで。どうせいきますと言うだろうなと思ったけど、確認ね。『行きたいか』と言ったら『行きます!』と目が血走っていたんで。じゃあ行ってこいと」
中5日での先発でもあり、今後のことを考えればブレーキをかける可能性は?
「彼に関してはそこらへんはあまり心配していない。それこそ中4日でもいかせてくれというね、タフさが彼の一番の売り。そのかわり、1点でも取られたらすぐに代えるぞというふうには伝えていた」
テレビ中継で試合前に“30勝2敗でいくぞ”と選手に伝えたと言っていた。
「中継で?誰が言うたん、それ?オレ言ったけど。選手が言ったん、それ?怖いね怖いね。そういうのを公に出されたら。それぐらいのつもりでいくぞという形です。怖いね。うかつなこと言えないね、怖い、怖い」
残り31試合。23日は大瀬良が先発する。