広島サヨナラ勝ちで思わぬハプニング スラィリーがフライング登場→寂しそうにベンチへ→再度歓喜のグラウンドに

 10回、堂林のサヨナラ打でグランドへ飛び出したスラィリーはリクエストで一時中断となり、寂しそうにベンチ裏へ戻る(撮影・田中太一)
 好走塁を見せた曽根は堂林と喜び合う(撮影・田中太一)
 お立ち台で堂林(右)から手荒い祝福を受ける曽根
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 「広島東洋カープ6-5横浜DeNAベイスターズ」(5日、マツダスタジアム)

 広島が今季6度目のサヨナラ勝ちを収めた。堂林の劇打&曽根の神走塁で価値ある1点をもぎとったが、直前には思わぬハプニングがあった。

 堂林が詰まりながらも中前打を放ち、二塁走者の曽根が頭から捕手のタッチをかいくぐってサヨナラのホームへ飛び込んだ。球審の両手が横に広がったのを見てベンチからは選手、球団マスコットのスラィリーがグラウンドへ飛び出した。

 しかし直後に三浦監督がリクエストを申請。手に水を持っていた選手は思わず踏みとどまり、中継映像ではスラィリーが寂しそうにベンチ裏へ戻る姿が映し出された。

 それでもリクエストの結果、サヨナラ勝ちが決まると再び歓喜のグラウンドへ“再登場”。ヒーローインタビューまで沸き上がるスタンドを盛り上げた。

 新井監督は「もうですね、選手全員の勝つんだという気持ちが伝わってきた。こちらもすごくうれしいです」と声を弾ませ、「海成も素晴らしいスライディングでした。我々は一戦、一戦なんで。その日暮らしで頑張ります」と力を込めていた。

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