広島・秋山 回復順調2軍戦で実戦復帰 3打数1安打&4度の打球処理「いろんな確認ができた」
「ウエスタン、広島東洋カープ1-1阪神タイガース」(6日、由宇球場)
右ふくらはぎ筋損傷で離脱中の広島・秋山翔吾外野手(35)が6日、ウエスタン・阪神戦(由宇)で実戦復帰した。前日5日に2軍に合流。この日、「3番・中堅」でスタメン出場し第3打席の五回1死一塁で右前打を放った。守備でも4度打球を処理するなど順調な回復ぶりをアピールした。
鋭い打球が芝生の上で力強くはずんだ。五回1死一塁だ。秋山が左腕・富田の内角直球を振り抜き右前打を放った。復帰戦は「3番・中堅」でスタメン出場し3打数1安打だった。
「一本出たから良しということより、5イニング(守備に)行って帰って、打席に入って、塁に出てという動作ができた。いろんな確認ができたのは良かった」
守備では2度の中飛を含め4度、打球を処理した。一瞬で力が加わる走り出しの一歩目や、走塁時の加速減速時でも思い切りプレーできた。順調な回復ぶりを印象づけた。
8月11日の中日戦で右ふくらはぎを痛め「右下腿(かたい)ヒラメ筋筋損傷」と診断された。リハビリを経て、前日5日に2軍合流。「(状態が)後退した日がなかったのが安心材料だった」。確実に復帰階段を上ってきた。
体の反応や状態を確認した上で7日も同戦に出場する予定。早期の1軍再合流を見据えながらも万全の状態での昇格を目指す。
「1軍はもっとプレッシャーがかかる順位にいる。勝ち続けたいという思いがチームにあるのも見ていてわかる。その輪に早く入りたいけど、全ての確認はきょうだけではしきれていない」
復活の一歩を踏み出した秋山は力を込めた。