カープ遠藤 強気貫き「自信」の115球 7回2失点5敗目も新井監督称える「ナイスピッチング」

 3回、柴田を捕邪飛に打ち取り、指をさす遠藤(撮影・田中太一)
 先発し7回2失点と好投した遠藤
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 「広島東洋カープ1-3横浜DeNAベイスターズ」(7日、マツダスタジアム)

 白星はつかず5敗目を喫した。それでも広島・遠藤淳志投手(24)は顔を上げた。直球は力強く、2軍で投げ始めたツーシームも威力があった。7回4安打2失点に「負けにはなりましたけど、自信を持って投げられた。そこは良かった」と振り返った。

 二回に先制を許し、同点の六回無死は桑原に左翼席へ勝ち越しソロを浴びたが、傷口を最小限にとどめた。1軍登板は8月13日の中日戦以来1カ月ぶり。登板間隔が空いた上に、相手は上位を狙うDeNAだ。重圧がかかる登板でも、臆することなく腕を振り抜けたことが粘投の要因だ。

 「最少失点でいければいいかなと思った。すぐに気持ちを切り替えられたのでこういった投球になった」。強気の投球を貫き、全力で腕を振った。

 新井監督は「ツーシームも効果的だった。ナイスピッチング」とうなずいた。先発の仕事を果たした115球をねぎらった。

 開幕ローテに入り、今季初登板した4月6日の阪神戦で1勝目を上げて以降、勝利がない。桑原の勝ち越しソロを反省しながらも、遠藤は前を向いた。

 「テンポも良かったしストライク先行で行けた。こういう投球を続けられれば、いつか勝ちがついてくる」。力強い言葉だった。

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