広島は阪神戦の負け越し決定 新井監督「阪神とはちょっとの差。そのちょっとが大きい」

 甲子園での最終戦を終えてファンにあいさつをして引き揚げる新井監督(手前)ら広島ナイン(撮影・立川洋一郎)
 9回、戦況を見守る新井監督(手前)=撮影・立川洋一郎
 8回、勝ち越しを許した九里。悔しそうに天を仰ぐ(撮影・神子素慎一)
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 「阪神タイガース5-1広島東洋カープ」(10日、甲子園球場)

 広島は五回にマクブルームの6号ソロで先制した。

 先発の九里は五回までノーヒットノーランの好投。六回1死から中野に二塁内野安打で初安打。これを小園が悪送球で二塁まで進め、森下に同点打を許した。

 さらに八回には2死満塁から代打・糸原に勝ち越し打を許すなど4失点。チームは4連敗、甲子園では7連敗に終わった。

 新井貴浩監督は粘りの投球を続けた九里について「本当にナイスピッチングだったと思います。味方のエラーがある中で、それをカバーする素晴らしいピッチングだったと思います」と絶賛した。

 九里を八回も続投させたことについては「球数もちょっと多くなっていたんだけど、あそこまで味方を助ける、頑張って投げてくれていたんで、点を取られるまでは亜蓮でいくと決めていたんで」と説明した。

 打線は伊藤将の前にマクブルームの本塁打による1点のみ。「まだ対戦が続くと思うので、また考えていきたい」

 この3連戦はいずれも1得点と阪神の村上、大竹、伊藤将の先発投手の前に封じ込まれた。「自分も悔しいし、選手も悔しいと思う。やっぱりいい投手に連打、連打で点が取れないんで、そこはなかなか難しいと思う。うちだけじゃなく、他のチームも全部、なかなか点が取れていないわけだから。そのあたりもじゃあどうしていくのか。理想的には少ない点数を守って逃げ切るのが理想なんですけど、そういうゲームプランに、持ち込めるにはどうしたらいいかを私が考えないといけない。またここで、野球ができるように頑張ります」

 対阪神は7勝13敗1分けとなり、4試合を残して負け越しが決まった。「ちょっとの差だと思う。でもそこのちょっとが大きいと思う。タイガースは成熟されている。自分たちはまだまだ試合を重ねていって、戦っていく中で、どんどんうまくなる、強くなる、これからのチームだと思っている」。阪神のマジックは5となった。

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