広島・小園 14日4安打→15日猛打賞「勝たないといけない」 CS本拠権獲得へ「仕事しないといけない」
「広島東洋カープ6-5阪神タイガース」(15日、マツダスタジアム)
広島・小園海斗内野手の勝負強さが光った。
三回には同点に追いついてなお2死三塁の場面で左腕・門別から左前適時打で勝ち越し点を挙げた。五回は門別の変化球を右前打。1点を追う七回1死二塁は浜地から同点の左前適時打。相手はブルペンデー。次々に代わる投手にも対応し、前日の4安打に続き今季5度目の猛打賞で打線をけん引した。
「優勝してるチームですけど勝たないといけないので、そこは気を引き締めてやっていました」
5年連続のV逸となったが、次なる目標は2位に入り、CSファーストSの地元開催権を勝ち取ること。順位確定まで気を抜くことはない。
前半戦は打撃不振に陥り、2軍暮らしも経験したが、7月4日の再昇格後は徐々に打撃の状態を上げ、9月は53打数22安打の打率・415と絶好調。菊池、西川、上本と主力を欠く中、クリーンアップの一角を担うまでになった。
「練習でやっていることが試合でできているんじゃないかと思います。前半戦まったく何もしてないから仕事しないといけないなと思ってるんで」
前半戦を取り返す意味でもCSへ向けて打ちまくる。