カープ西川龍馬 1軍再昇格「来週くらいに」と明かす 迫力のフルスイング約30分「意外と大丈夫」

 右脇腹の違和感で戦列を離脱している広島の西川龍馬外野手(28)が21日、来週中の1軍再昇格を目指していることを明かした。最短再合流となれば26日・中日戦になる。この日は廿日市市の大野練習場で打撃練習などで状態を確認した。抹消後、最も力を入れて打ち込んだフリー打撃では力強い打球を連発し、順調な回復ぶりをうかがわせた。

 大野練習場の室内に、西川がひときわ大きな打球音を響かせた。1軍離脱の要因となった右脇腹を気にするそぶりはない。全力でバットを振り、鋭く力強い打球を放ち続けた。

 「全然、大丈夫。(痛みは)ない。不安もない。きょう意外と大丈夫だった」。淡々と振り返った言葉が頼もしく聞こえた。

 11日に出場選手登録を抹消された。既に打撃練習を再開しており、この日が抹消後、最も力を入れて打ち込んだフリー打撃だった。

 ティー打撃でフォームなどを確認すると、広瀬2軍外野守備走塁コーチが投手を務めた打撃練習とマシン打撃を交互に繰り返した。リハビリを行い確実に上ってきた復帰への階段。コンディションは良い。約30分のフルスイングは迫力があった。

 1軍再昇格について問われると「来週くらいにいけたら」と自身の見通しを話した。

 9月最終週となる25日からは本拠地で4試合が予定されている。最短復帰となれば26日の中日戦。その後は2日試合がなく、29日・中日戦、30日・阪神戦、10月1日・阪神戦と続く。

 実戦感覚や投手との間合いなどを一度確認するため、今週末のウエスタン・オリックス戦に出場する可能性もある。万全の状態で戻るためだ。

 7月12日に右脇腹肉離れで離脱。8月8日に復帰したものの、今月2日・中日戦で再び張りを訴えた。4試合を欠場し、8日・阪神戦で「4番・左翼」で復帰したが、10日の同戦ではベンチ入りメンバーから外れた。

 チームは主力を欠いた戦いが続いている。前日20日の3位・DeNA戦は、秋山が発熱による体調不良で出場できなかった。今季最後の直接対決に敗れたためゲーム差は1に縮まり、自力2位の可能性が消滅した。

 5年ぶりのCS本拠地開催を目指す戦いは最終局面を迎えている。西川が再びチームに合流すれば打線に大きな厚みが生まれる。その復帰が待ち遠しい。

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