広島ドラフト1位候補7~8人に絞る 「基本は即戦力投手」青学大・下村ら くじ覚悟「現場も先発がほしいんじゃないか」
広島は28日、マツダスタジアム内で今秋のドラフト会議に向けたスカウト会議を開き、大学生投手を1位で指名する方針を固めた。この日は大学・社会人41人を最終評価し、映像でも確認。1位候補選手を7~8人に絞った。
会議を終えた白武スカウト部長は「くじになるかもしれないが、(1位指名は)基本は即戦力の投手」と話した。
候補になるのは青学大・下村海翔投手(21)と常広羽也斗投手(22)、中大・西舘勇陽投手(21)、専大・西舘昂汰投手(21)、桐蔭横浜大・古謝樹投手(22)らだ。
5投手とも150キロを超える直球が武器の本格派。さらに下村は制球力に優れる。常広、西館勇、西館昂は三振が奪えるフォークが魅力的だ。古謝は球の出所が見えにくいフォームから投げ込み、高い奪三振率を誇る。
今秋は大学生投手に注目が集まっている。「現場も先発がほしいんじゃないかと思う」と同スカウト部長。今季は大瀬良、九里、床田、森下がローテの中心を担い、森や玉村、遠藤らが続いた。来季を勝ち抜くためには、先発陣のさらなる底上げが必要と判断した。
10月中旬に行われる次回会議で1位指名選手を決定する可能性もある。