広島・一岡が引退会見「後悔は不思議なぐらい、ない」引退決断理由にも言及
今季限りでの現役引退を発表した広島・一岡竜司投手(32)が1日、マツダスタジアム内で会見を行った。ユニホーム姿で姿を見せ「当時は専門学校からプロに入り2、3年できればいいなと思っていた。移籍も経験して12年も(現役を)できて、周りの方に恵まれた12年間だった」と振り返った。
藤蔭高から沖データコンピュータ教育学院を経て、2011年のドラフト3位で巨人に入団。14年から広島に移籍すると、17年から2年連続で59試合に登板し、フル回転で中継ぎ陣を支えた。
今季はここまで1軍登板がなく「自分のストレートが投げられなくなった」と引退に至った理由を挙げた。それでも「悔いや後悔は不思議なぐらい、ない。ありがたい気持ちでいっぱい」と澄み切った表情を浮かべた。
通算289試合に登板して、17勝14敗7セーブ、84ホールド、防御率2・77。この日、チームは午後2時からレギュラーシーズン最終戦となる阪神戦が行われ、右腕の登板も予定されている。