カープ秋山 ファンの「ガンバレ!」を背に決戦へ 西武時代の登場曲「人にやさしく」使用でCS戦う
広島・秋山翔吾外野手(35)が12日、ザ・ブルーハーツの「人にやさしく」を登場曲に変えて、CSに臨むことが分かった。
曲の最後にスタンドが一体になって「ガンバレ!」と叫ぶ。西武時代に秋山の代名詞ともなった登場曲。広島移籍とともに封印してきたが、9月30日の阪神戦(マツダ)の第1打席で復活。この打席で安打が出たため、翌1日はすべての打席で使用した。
「(田中)広輔と(西川)龍馬が“変えたい”と言ってくれていていた。僕はライオンズとともに置いてきたつもりだったけど。声出し応援も解禁になって、反応してくれている人が増えてきたら盛り上がる曲。思っている以上に浸透していた。また、使ってもいいのかなと」
CSは短期決戦。1打席、1球が勝敗を左右する。本拠地開催の利点を最大限に引き出すためには、スタンド全体を盛り上げることも大事。野球ファンの間でも浸透している曲でもあり、使用に踏み切ることにした。
「(広島の)ファンの人に浸透してくれたら」
14日からファーストSがいよいよ始まる。
「変わったプレーをやろうとする方が難しい。とにかく早い段階でいい結果が出るように」
そのために慣れ親しんだ登場曲で打席に入る。