広島・新井監督が選択した3度の申告敬遠 最後の最後に落とし穴 まさかのストレート四球

 9回、沸き上がる阪神ナインを背に引き揚げる栗林(撮影・田中太一)
 5回、中野を空振り三振に仕留め、雄たけびをあげる大瀬良(撮影・田中太一)
 8回、投手交代を告げ、ベンチへ引き揚げる新井監督(撮影・田中太一)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第2戦、阪神タイガース2-1広島東洋カープ」(19日、甲子園球場)

 広島・新井監督はこの試合、申告敬遠を3度選択した。2度までは成功を導いたが、最後の最後で失敗につながる結末となった。

 まずは同点に追いつかれた直後の2死三塁で木浪を歩かせ、伊藤将を空振り三振に仕留めた。

 2度目は五回2死二塁で近本を迎えた場面で勝負を避け、次打者・中野を空振り三振に仕留めた。大瀬良と近本の対戦打率は7打数5安打の・714。中野も6打数2安打の打率・333と好相性だったが、広島ベンチの策がハマった。

 だが、最後に落とし穴が待っていた。九回1死二塁では、佐藤輝を歩かせず、勝負を挑んで空振り三振。栗林は今季2打数2安打だったノイジーを歩かせ、2死一、二塁で坂本と勝負したが、まさかのストレートの四球。満塁となって暴投も四球も許されない状況となって、木浪に少し浮いたフォークを仕留められたのだが、やはり誤算は坂本への四球だろう。

 SNSでは「途中までは計算通りだったはず」「栗林で負けるのは仕方ないけど四球はアカン」「雰囲気にのまれたかな」「サトテル抑えて勝ったかと思ったけどな」といったコメントが集まっていた。

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