カープ森下 オフに目指す新球習得 5年目の飛躍へ早くも始動「いろんな球種を投げてみたい」
広島・森下暢仁投手(26)は23日、マツダスタジアムで自主トレを行い、新球習得に挑戦する考えを明かした。今季は昨年10月に受けた右肘手術のため、開幕は出遅れたが5月に1軍昇格し、最後まで先発ローテを守り9勝6敗。来季はフルシーズン働いて自己最高の成績を目指す。
CSファイナルS敗退から3日。森下は早くもマツダスタジアムで来季へ向けて始動した。
「ただ体を動かしたいなと思って。空いてる時間があったので来ただけです」
右肘手術からの復活を目指した今季。5月に1軍昇格後は先発ローテを守り続け見事に完走した。だが、シーズン終盤の9月は2勝3敗に終わった。そこに不満が残った。
「来年もケガせずにスタートからいて、規定投球回数にいって、成績もそうですし、(今季の)最後の方は全然良くなかったのでムラがないようにしたい」
今季の目標にしていた「突き抜けた成績」だけでなく、1年間安定した投球を実現したい。そのために新たな取り組みに着手する。
「いろんな変化球を試したい。今までの球じゃなくいろんな球種を投げてみたい」
今オフに新球の習得に挑戦する考えを明かした。これまでの持ち球は直球にカーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、フォーク。これ以外のさまざまな変化球を試してみるという。
「これからいろいろ試したい。いろんな動きが出たら。調子が悪いときに使えない球が出てくるので、落ち球だったりというのは投げてみたい」
球種は決めずにさまざまな変化球を試すという。チームにはパームボールの使い手である床田や、ツーシームを駆使したレジェンド、黒田球団アドバイザーもいる。新球種を加えることで投球の幅を広げることを目指す。
オフは秋季キャンプには参加せず、自主トレを続けることになる。
「(持ち球の)精度も上げていきたいし、カーブのレベルアップもしたい。ストレート、カットボールに頼らない変化球が1個でも増えたら」
5年目の飛躍へ“実りの秋”にするつもりだ。
「いいレベルアップできるような準備とか、もっと野球に向き合えていけたらなと思っています」
森下の2024年シーズンはもうスタートした。