カープ大瀬良 右肘クリーニング手術へ シーズン中から慢性的な痛み、来季に向けて決断

 広島の大瀬良大地投手(32)が10月末にも右肘のクリーニング手術を受けることが23日までに分かった。シーズン中から慢性的な痛みがあり、万全の状態で来季を迎えるために決断した。

 今季は4月27日に右肘の炎症で出場選手登録を抹消された。痛みは一進一退をたどり、最もひどかったのは5月12日の巨人戦だった。

 7回5安打2失点にまとめた登板を「中盤くらいの記憶がない」と振り返っていた。七回まで投げ続けたのは、強い責任感があったから。「簡単に引く訳にはいかない。そうしたら七回までいっていた」。チームの4連勝に貢献した。

 10年目の今季は23試合で6勝11敗、防御率3・61。それでもシーズン終盤は痛みが和らぎ思い切り腕が振れた。阪神とのCSファイナル第3戦では7回3安打1失点(自責点0)。直球は140キロ台後半を連発した。本来の姿だった。

 中学3年で初めて右肘の手術を受けた。今回が20年9月に続き、3度目になる。

 年齢を重ねたが、体力や筋力などの数値は衰えていない。来年の年明けにはキャッチボールを再開できる見通しで悲観もしていない。不安を取り除き、来季は勝ち頭としてチームをけん引する。

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