広島・坂倉 次代の侍J正捕手になる 11月初陣へ「結果を残さないと意味ない」 井端監督期待「長く代表を務める捕手に」

 広島・坂倉将吾捕手(25)が27日、マツダスタジアムで自主トレを行った。11月に東京ドームで開催される『カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023』(16~19日、東京ドーム)に向けて意気込みを話し、将来の“日の丸正捕手”を目標にアピールする考えを明かした。

 初めて背負う日の丸。坂倉はワクワク感を抑えきれない様子だった。

 「うれしいです。本当に縁がなかったので、もう一生ないんだろうなと思ってました。こういう機会をもらえたので、これを機にたくさん(代表に)いければいい」

 侍ジャパンメンバー発表の会見で、井端監督から大きな期待が寄せられた。

 「打撃も素晴らしい捕手。打てる捕手は球界では数少ない。今後、長く代表を務める捕手になってほしいというところで、オーバーエージ枠で呼んだ。主力としてしか考えていない」

 次代の“日の丸正捕手”になってくれとのメッセージ。坂倉はそう理解するからこそ、若手中心の今大会でも全力でアピールするつもりだ。

 「結果を残さないと意味ないんで。そう言っていただくのはすごく光栄ですし、ありがたいですけど、他の捕手も、今回選ばれてない捕手もいる。今回も含めて、結果が全てだと思う。将来を背負う背負わないはこれから」

 同大会は24歳以下、または入団3年以内の選手を中心にチームが構成される。今季正捕手として1年間、戦い抜いた経験を生かし、若いメンバーを引っ張る立場だ。

 もちろん、守備だけでなく、打撃でも主軸を期待される。

 「僕の長所がそれあってのもの。今、持っている自分のものをちゃんと出せるように準備はしていきたい」

 韓国、台湾、オーストラリアを相手に持てる力をすべて出し尽くす。その先に来年の第3回プレミア12、26年には第6回WBC、28年にはロス五輪と世界大会はめじろ押しだ。

 「これから選ばれるんじゃないかという若い選手が出るので、すごく注目される。緊張感、プレッシャーの中で自分がどれくらいできるのか、楽しみでもあります。カープでは味わえない部分もあると思う。みんなでコミュニケーションとって、やっていきたい」

 日本の正捕手へ、まずは世界に“サカクラ”の名前をとどろかせてみせる。

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