広島 セ最優秀中継ぎの島内 来季へ向け「2球種だと限界があると思う」新球習得へ「邪魔だなと思ってもらえるボールを」

 広島・島内颯太郎投手(27)が1日、来季に向け新球習得を目指す考えを明かした。「変化球をもう1球種、増やしていかないと厳しいかなと。何年も続けて投げるとなると2球種だと限界があると思う」と新たなチャレンジに意欲を示した。

 現在の持ち球は直球とチェンジアップ。それに加え、ツーシーム系の落ち球をマスターして投球の幅を広げる考え。「速いツーシームっぽい落ち球もあれば、もっと(投球の)幅が広がるというか。落ち球のイメージで、自分に合った変化球を探していきたい」。

 新球習得の意図は、相手打者に選択肢を増やす意味合いもある。「落差もそんなに大きくなくていい。真っすぐとチェンジアップの中に、その球があると『邪魔だな』と思ってもらえるようなボールを作りたい」と青写真を描く。早いカウントで打者の打ち損じを誘えば1イニングの球数も減って疲労軽減、故障防止にもつながる。

 今季は62試合に登板して防御率2・31。球団最多タイの42ホールドポイントで自身初の最優秀中継ぎ投手のタイトルも確定させた。現在、新球はキャッチボールで試投中。不動のセットアッパーが、さらなる進化を図る。

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