カープ九里 今オフも最先端トレ 2年連続「ドライブライン・ベースボール」でレベルアップ

 広島・九里亜蓮投手(32)が4日、昨オフに続き米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」でレベルアップを図ることを明かした。昨オフは米国アリゾナ州の同施設で自主トレを実施したが、今回は米国からスタッフが来日。千葉県内で約1週間にわたって、投球フォーム、肉体面などさまざまな角度から自身を分析し、総合力を高める。

 己を見つめ直し、さらなる高みを目指す。九里は昨オフに、米国の最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪問。今年は同施設のスタッフが来日するため渡米はせず、今月中旬から約1週間、日本で実施する。「今年1年のデータもありますし、去年より質の高い部分で色んな話し合いができると思う。いい時間にできたらいい」。

 昨年は現地で投球フォームのアップデートに取り組み、球速アップにつながるヒントを得た。人の動作をデジタルデータに記録する技術「モーションキャプチャ」を活用し、関節などにマーカーを付けて位置と動きを3次元で測定。約30項目のデータを取り、体の使い方を模索しながら自身の感覚と対話した。 投球動作に関して、全てが可視化される環境。「自分に足りないことがすごく分かる。『じゃあ、そこを改善していくにはどういうトレーニングがあるか』とつながっていく。すごく意味のあること」。課題を迅速に明確化でき、克服に向けた最善のアプローチを考えられる。この構図こそ、同施設でのメリットだと捉えている。

 この日はマツダスタジアムで自主トレ。今年は同施設で球速アップだけに主眼を置かず「色んなことをやって自然に(球速が)上がっていけばいいかな、と。基盤自体はある程度できていると思うので、新しいことを入れていきながらやっていく形にはなる」と昨年をベースに、上積みを施していく。

 最先端のノウハウに触れた昨年の経験は大きな財産になった。それでも「1年で全部できるとは思っていなかった。自分の中では想定内というか、これからも継続してやっていきながら。年々、自分の体も変わる。投球フォームもまだまだ改善点はある」と九里。尽きることのない向上心を燃やしながら、実り多き時間にしていく。

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