広島・斉藤 成長披露 紅白戦3回3K MAX152キロ!新井監督「高卒1年目に見えない」

 紅白戦で先発し、力投する斉藤(撮影・田中太一)
 斉藤(右)の投球を見た新井監督はサムアップをする(撮影・田中太一)
 ブルペンで話をする新井監督と黒田球団アドバイザー(撮影・田中太一)
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 「広島紅白戦、白組1-1紅組」(6日、天福球場)

 広島は6日、宮崎県日南市で秋季キャンプを開始した。この日は紅白戦を行い、来季2年目を迎える斉藤優汰投手(19)が紅組の先発で3回1安打1失点(自責点0)、最速152キロを計測するなど成長の跡を披露した。新井貴浩監督(46)も「高卒1年目の投手には見えない」と絶賛。将来性豊かな大器は今秋、平均球速の向上を掲げて着実にレベルアップしていく。

 ミットに収まる速球が、うなりを上げていた。ワインドアップから躍動感たっぷりに腕を振った斉藤は3回1安打3三振で1失点。味方失策から犠飛で1点を失うも自責点はなく、許した安打は羽月の内野安打のみ。「ここ最近だと、真っすぐの感じは一番良かった」と振り返った。

 魅力が凝縮された場面は三回だ。先頭・石原への四球から無死満塁のピンチ。ここで田村には内角寄りに直球を投げ込んで、見逃し三振。三振が欲しい状況で最高の結果を示したが「石原さんへの四球が良くなかった」と反省も忘れなかった。

 登板を初めて生で見た新井監督は「走者を背負った要所要所の部分では、さらに球が力強くなっていたように見えた。高卒1年目の投手には見えない。(来季)良かったらもちろん1軍でも投げてもらうし、ファンの方も待っていると思う」と大きな期待を寄せた。

 入団1年目の今季は2軍で5試合に投げて防御率4・02。今秋は平均球速の上昇を掲げ、オリックス・山下や中日・高橋宏ら本格派右腕の映像に目を凝らしている。両投手と自身を比べ、投球動作に連動する可動域に違いがあると分析した。「可動域が全然ないと感じたので、もっと出していきたい。平均で150キロが出るように」と斉藤。スケールの大きな投手へ、一歩ずつ階段を上がっていく。

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