広島 今季4勝の森が紅白戦で8者連続三振と圧倒 新井監督「ワンランク上がった投球」
「広島紅白戦、白組2-0紅組」(8日、天福球場)
今季1軍で4勝を挙げた広島・森翔平投手(25)が圧巻の投球を披露した。紅組の先発で5回2安打無失点。三回先頭からは圧巻の8者連続三振、全て空振りで奪い「いい実戦だったんじゃないかと思います」と本人も納得顔だ。
今キャンプ、投手陣は自身の得意球を“封印”して実戦に臨み、投球の幅を広げる取り組みに注力する投手が多い。森もその一人で、この日は左打者へのカットボール、右打者へのチェンジアップを使わず、シーズン中とは違った角度で投球を組み立てた。
「違う球種、コースでカウントを取れたら、打者の考え方も変わる。自分で打者の反応を見ながらやっていくことは絶対にシーズン中も大事。もっと実戦の中でできたら」と貪欲な姿勢を示す。
新井貴浩監督(46)も「ちょっと(打者を)見下ろすというか、余裕を感じた。ワンランク上がったような投球だった」と絶賛。来季の開幕ローテ入りを目指し、レベルアップを図っていく。