広島・西川龍馬が国内FA権行使発表「挑戦したい思いあった」 退団へ 「セ・リーグに行くことはない」パへ移籍明言 ソフトB、オリックスなど争奪戦に
広島・西川龍馬外野手は14日、マツダスタジアムで会見を開き、取得している国内FA権を行使すると発表した。
「挑戦したいという思いがあって(鈴木)常務と(新井)監督に伝えました。本格的に考え出したのはCSぐらいです。最後まで一緒にやりたいと言ってもらっていた。うれしい言葉も言ってもらえた。思っていることも隠さず伝えられた。今はスッキリしています」
15日15時にNPBより公示され、16日から在籍球団を含め、他球団との交渉が可能となる。
「セ・リーグに行くことはない。セとパで野球が違うので興味があった。野球人生は短い。もう30歳近いのでそっちの方(パ・リーグ)でもプレーしたい」
28歳の安打製造機にソフトバンクやオリックスが獲得に向けた調査に乗り出しており争奪戦が予想される。
西川は昨年、国内FA権を取得したが、行使せずに残留。新井監督の下、優勝を目指した。途中、脇腹を痛め離脱したが109試合に出場し、リーグ2位の打率・305、9本塁打、56打点の成績を残し、チームの5年ぶりAクラス入りに貢献した。
シーズンオフに入った2日には球団と残留交渉。1億2000万円からの大幅アップ、複数年契約を提示されたもよう。
「(広島で)8年でしたけどすごく濃い時間でした。いろんな方にお世話になった。あっという間。宣言すると言ったもののさみしい思いが一番です。ファンの方には8年間、大きな声援をいただいた。すごく力になった感謝しています。来年は陰ながらチェックするし、応援もしていきます。ぼくも負けないように頑張りたい」
西川は2015年ドラフト5位で広島に入団。通算821試合で通算打率・299、64本塁打、341打点。