広島・大瀬良 来季2年目の斉藤にエース道伝授「成長してほしい」来年1月に合同自主トレ
広島の大瀬良大地投手(32)が22日、マツダスタジアムで取材に応じ、来年1月に斉藤優汰投手(19)と、大野練習場で自主トレを共にすることを明かし、質問攻めを歓迎した。斉藤にとって初めて迎えるオフ。この時期の過ごし方が2年目の成長につながるだけに、惜しみなく自身の経験などを伝える構えだ。
秋季キャンプ前、大瀬良の電話が鳴った。斉藤からの着信で、来年1月の自主トレを一緒にさせてほしいという内容だった。10月に右肘の手術を受けたこともあって悩んだが、「電話をしてきてくれた。その気持ちを大事にしてあげたい」と快諾した。
斉藤にとって来季は2年目のシーズン。そこに挑むにあたって、オフの過ごし方で成長曲線が変わると言っても過言ではない。キャッチボール相手になったり、疑問を解決する準備はできている。
「やってきた経験からアドバイスはできるし、どんどん質問してほしい。一つでも実になってくれたら」
斉藤の課題の一つには柔軟性にある。体が硬いことで強い球を投げられる一方で、柔らかくなれば故障するリスクなども減る。
「僕も体はめちゃくちゃ硬かった」。体のどの部分の柔軟性を高めれば、どういう投球につながるかなど、10年間で培ってきた知識は豊富にある。「いろんなものを吸収して成長してほしい。やっぱりポテンシャルはすごいし大きく育ってほしい」。経験を惜しみなく伝授する構えだ。
自身の右肘は順調に回復中。早ければ年内に軽めのキャッチボール再開を視野にいれている。後輩のフレッシュな姿にも刺激を受けながら、大瀬良が復活への階段を上がるつもりだ。