カープ岡田 育成契約締結で剛球復活誓う 秋季Cで黒田アドバイザーから指導「手応えあった」
広島は24日、岡田明丈投手(30)と藤井黎来投手(24)と育成選手契約を結んだと発表した。17年に12勝を挙げた岡田は母校・大商大で自主トレを行い剛球復活を目指す。年俸は岡田が800万円、藤井は500万円。背番号は岡田が123、藤井は129(金額は推定)。
岡田は復活へ向けて悲壮感を漂わせた。21年10月にトミー・ジョン手術を受けてから2年。結果を出すことができず戦力外通告を経ての育成契約選手となった。年俸も半減。背番号も3桁になった。
「来年はやるしかない。支配下になれるように(カギは)ストレートの強さと制球だと思う。課題をやっていった中でアピールして支配下を目指したい」
今季は2軍で19試合に登板も0勝1敗、防御率6・75。18回2/3で被安打は17本ながら25四球と制球に課題を残した。
17年には剛球を武器に12勝5敗の好成績をあげ、未来のエース候補として期待されたが、右肘を痛めたこともあり、19年を最後に1軍登板はない。
秋季キャンプでは黒田球団アドバイザーから指導を受け、手応えをつかんだ。
「長い距離をどれだけ指をかけて投げられるかとアドバイスをもらった。投球練習でも手応えがあった。いい状態なのでオフにしっかり取り組みたい」
今オフは母校・大商大で自主トレを行う予定。原点に戻って剛球復活を目指す。
「8年間やらせてもらっている球団なので、いい形で恩返しというか1軍で投げられたら」
つかみかけている感覚をモノにして、再び1軍マウンドで躍動してみせる。