広島・栗林 移籍の内間は20年度ドラフト同期入団「もちろん助けてあげたい気持ちは、いっぱい」
広島・栗林良吏投手(27)が9日、現役ドラフトで広島に移籍が決まった楽天・内間拓馬投手(25)との共闘を誓った。同じ2020年度ドラフトの同期入団。サポートを約束しつつ、互いにチームの勝利を目指す構えを示した。この日はバスケットボール男子Bリーグ1部の広島ドラゴンフライズのイベントに、ゲストで登場した。
栗林は、新たに加わる“家族”を笑顔で歓迎した。「(自分より)二つ下ですよね。もちろん助けてあげたい気持ちは、いっぱいある」。現役ドラフトでカープの一員になることが決まった内間に、温かいまなざしを向けた。
内間は最速150キロ超えの速球と大きく割れるカーブが持ち味。1軍では通算12試合の登板で未勝利と経験は浅いが、先発、リリーフの両方をこなせる。 亜大では矢野と同期で、チームでは九里、来季から1軍投手コーチとなる永川コーチも亜大OB。「お互い、高め合いながら、チームのために腕を振るしかないと思う。切磋琢磨(せっさたくま)してチームのために、がんばりたい」と、ともに頂点を目指していく意気込みを口にした。
この日は広島ドラゴンフライズの試合に、ハーフタイムのゲストで登場。訪れた観衆を沸かせた。同チームの一戦を現地観戦するのは初めてで「音も響いて臨場感もあるし、野球と違って選手との距離が近い。見ていて、すごく楽しい」と興奮気味に語った。
同じ広島を拠点に戦う、プロスポーツチーム。「それぞれのスポーツで良さは違うと思うけど感動する、勇気づける点では変わりない。一緒に盛り上げていけたら」。新加入の25歳にも手を差し伸べながら、来季も広島を熱くする。