広島・末包「もっと試合に出ないと」 来季は打率重視で「100試合以上」 本塁打は「30本打てればとは思いますけど」
広島・末包昇大外野手(27)は10日、呉市内のホテルで開かれたトークショーに坂倉、大道、栗林、森下らとともに参加。来季の目標に100試合以上の出場を掲げた。右の大砲候補として期待される30本塁打については「今季は打率を意識して本塁打が増えた」と話し、あくまで打率重視で結果本塁打増を狙う考えを明かしていた。
末包はトークショーの中、壇上で森下から30本塁打をおねだりされると「30本打ちます!」と一度は宣言したものの「20本以上で…」とすぐさま下方修正した。
2年目の今季65試合で11本塁打を放った和製大砲へ周囲の期待は大きい。それを肌で感じるからこそ「右の長距離打者が少ない。自分の特長を出せるのはそこ。期待されるのはうれしいです。30本打てればとは思いますけど…」と戸惑いの表情を浮かべた。
「3試合連続とか、1試合2発があったので打席数の間隔が短くなっただけ。本塁打率とか言われますけど、“割合が高いのになんで試合に出られないんだ?”というのもある。もっと試合に出ないと。来季は100試合以上を目標にしたい」
浮かれることなく、足元を見つめている。今季は夏場過ぎから一気に本塁打を量産した。その要因を自己分析してみた。
「基本的には打率を意識していました。そこを意識したら本塁打が増えた。それでいいのかなと思います」
来年1月にはカブス・鈴木と沖縄で合同自主トレの予定。
「(鈴木)誠也さんとやれるのでいろいろ勉強しながらやりたいと思います」
メジャーリーガーの助言も採り入れながら来季も打率重視で臨むつもりだ。