広島 会沢が3000万ダウンでサイン「苦しい1年だった」54試合出場で打率・172に低迷も「監督の色がすごく見えた」

 契約更改を終え会見する会沢(撮影・田中太一)
 契約更改を終え、来季の巻き返しを誓う会沢(撮影・田中太一)
「来年も宜しくお願いします!」。会見を終え、右手を挙げてあいさつする会沢(撮影・田中太一)
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 広島の会沢翼捕手が11日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万減の1億1000万円にサインした。(金額は推定)

 契約を更改し「試合数も減ったし(自己評価は)低いです。毎年言っているけど試合に出てなんぼ。現状に満足せず、来年も一選手として頑張っていきたい」と話した。

 今季は54試合に出場し打率・172、10打点、1本塁打。60試合未満の出場は13年以来となった。それでもスタメン出場が増えた坂倉などを支えたり献身的に役割をこなした。

 ベンチから試合を見ることが多く「苦しい1年だった」と振り返ったが、得るものも多かった。「一番は5球団の(監督の)采配。こういうところでエンドランをかけてくるとか。監督の色がすごく見えました」。自身の野球観がさらに広がった。

 今季は5年ぶりAクラスとなる2位で終えたものの、CSファイナルSで阪神に敗れた。来季へ向けて「(シーズンの)最後の最後までユニホームを着たい。それしかない。最後はみんな笑ってシーズンを終えたい。そのためにみんなで同じ方向を見て戦って行きたい。みんなの口から出ていると思うけど、やっぱり優勝をしないといけない。何が足りなかったかはオフ、個々で感じていると思う。それを生かすも殺すの選手次第。殻を破れたとは思うけど、もう1つ上にいくというところで、春のキャンプからやっていきたい」と力を込めた。

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