カープ堂林 来季は「走る」 新選手会長の誓い!「頂」目指して「足」でチーム引っ張る

 漢字の日にちなんで、今年の一字を新井監督の「新」と記す堂林
 来年の一字を「頂」と記す堂林(撮影・田中太一)
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 広島・堂林翔太内野手(32)が12日、マツダスタジアム内で契約更改交渉に臨み1400万円アップの6400万円でサイン。来季へ向けて“走る”をテーマに掲げた。今季はシーズン終盤に4番を務めるなど活躍。オフには大瀬良に代わって選手会長にも就任した。かつてのプリンスも15年目、“走る”ことからチームを引っ張る。(金額は推定)

 3年ぶりの2桁本塁打、シーズン終盤には4番も務めた。それでも堂林は「もう不安と危機感でいっぱいです」とアップ更改にも悲壮感を漂わせる。

 球宴以降に調子を上げ8本塁打。活躍ぶりには「手応えを感じています」と話した。一方でラスト5試合は無安打。CSでも快音は聞かれなかった点を挙げ「来年もうまくいくか、と言われたら、違うと思う。現状維持だとマイナスなので、常に違うものを探していきたい」と進化を止めるつもりはない。都内で開かれた米国の最先端トレーニング「ドライブライン・ベースボール」のセミナーに参加するなど、どん欲に取り組んできた。

 そして来季に向けて掲げたテーマが“走る”だ。

 「30歳も超えてまたランニングとか、体を動かすために走ることもしっかりやりたい」

 1月は沖縄で恒例のカブス・鈴木誠也との自主トレに末包、高木、内田とともに参加する。鈴木と話し合い、走るメニューを増やすことを決めた。

 「今季は盗塁が1個しかなかった。また走れればいい」

 20年には17盗塁を記録したが、今季は7度の企図で成功は1に終わった。走る野球を掲げる新井カープ。足でも貢献するつもりだ。来季の漢字に『頂』と記した。新選手会長は“走る”からチームをけん引する。

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