広島ドラ3・滝田 憧れ中田翔えぐる!対戦熱望「当てたら走って逃げます(笑)」 ズバ抜けた身体能力、ニックネーム「宇宙人」
広島は13日、広島市内のホテルで新人8選手の入団発表会見を開いた。ドラフト3位の滝田一希投手(21)=星槎道都大=が、憧れである中日・中田翔の内角をえぐると宣言した。対戦したい打者に「中田翔さんとやりたいです」と即答。左腕は北海道出身で、子どものころから日本ハムファンだった。
「小さいころから応援していた。4番打っていたのでファンでした。内角攻め?そうですね。対戦できたらバットを折れるように。死球を当てないように投げたい。当てたら走って逃げます(笑)」
MAX153キロで、持ち味は「クセのある直球とチェンジアップ」という。得意のクロスファイアで憧れの大打者を打ち取るつもりだ。
ニックネームはズバ抜けた身体能力から「宇宙人」。カープでは「タッキーと呼んでもらえたら」と売り込んだ。
明るく話す滝田だが、プロ入りまでの道のりは決して平たんではなかった。女手一つで育ててくれた母・美智子さんが昨年5月に急逝。この日は夢を応援してくれた2人の姉と2人の兄、そして弟ときょうだいが見守る中での晴れ姿となった。
「ここまで育ててくれたきょうだいと母に感謝の思い伝えたい」
ようやく立ったプロのスタートライン。天国の母、応援してくれる家族のために全力で腕を振る。