広島・小園 盗塁増へ3つのポイント①焦らない②勇気を持つ③教えを請う 1月にヤクルト・山田と合同トレで「聞いて」
広島・小園海斗内野手(23)が23日、来季の盗塁増へ“3つのポイント”を掲げた。盗塁数は今季、昨季の2個から8個に増加。来季はプロ初の2桁盗塁を見据え、①焦らない、②勇気を持つ、③教えを請うの3点を強調した。③は1月に合同自主トレを行うヤクルト・山田に対してのもの。この日はバスケットボール男子Bリーグ1部の広島ドラゴンフライズのイベントにゲストで登場した。
見え始めた良化の兆しを、さらに伸ばす。小園が今季記録した8盗塁は秋山、上本に並びチーム2位タイ(1位は羽月の14盗塁)。「走れる、というのは見せつけられたと思っている。チームで今年はしっかり走れた。(来季も)その中でやっていけたら」と高い意識を口にした。
2盗塁だった昨季からの増加。その要因に「失敗を恐れない、勇気を持っていくことが大切。行こうと思ったときに焦らないことかなと思う」と分析し「2桁(盗塁)できるように」と意気込んだ。
心強い存在も背中を押してくれそうだ。1月からはヤクルト・山田らと合同自主トレ。山田は今季4盗塁にとどまったが、過去には3度の盗塁王を獲得した。「聞けることは聞いて。いろいろ参考になることもあると思う」と貪欲に尋ねて、己に還元していく。
禁物なのは失敗を恐れること。けん制飛び出しで盗塁死も記録したが「(次の塁を狙おうとする)いい意味でもあった。次に切り替えることも大事。攻める中で焦らないことを付け加えていきたい」と慎重かつ大胆にスタートを切っていく。
この日のイベントではシュートに挑戦し、3ポイントシュートを1回決めた。「(広島を)盛り上げていけたらと思うし、僕も負けないように」と小園。自慢のバットに加え、来季は足でも自軍に勝利を呼び込む。