広島・中村奨成「まだ野球がしたいんです」護摩行参加へ 直談判された会沢「可愛い後輩なので何とかしてあげたい」
広島の中村奨成捕手(24)が来年1月に会沢、堂林、末包と鹿児島・最福寺での護摩行に初参加することが25日、わかった。この日、マツダスタジアムを訪れた会沢が明かした。
12月上旬に中村奨から電話で直談判され快諾した。会沢は「一言、言えるのは同じユニホームを着て、かわいい後輩なので、やっぱり何とかしてあげたい。僕に電話をしてくるっていうことは、相当の覚悟があったと思う。『まだ野球がしたいんです』って言っていた。背中を押してあげたいと思う。周りがなんと言おうと」と力を込めた。
護摩行は燃えさかる炎の前で経を唱え続ける荒行で3日間、行う。17年度ドラフト1位の中村奨は今季は18試合で打率・150。本塁打は2年連続なく、打点も挙げられなかった。
出場数は21年39試合、22年は27試合と年々下降線をたどる。また、末包や中村貴、田村らがアピールに成功した秋季キャンプにも不参加だった。それが現在地だった。今オフ、背番号も22から96となった。
「本人も自覚してオフを過ごしていると思う。来年、遅いんだけど、覚悟を持ってるってところ、気づくのが遅かった。僕たちが気がつかせてあげられなかったという部分もある。あいつに関してはいろんな思いがあって、なかなか言葉では表し難い部分があるんだけど、だから頑張ってほしいと思う」と話した。