広島・九里 山本由伸に刺激受けた「ジャベリックスロー」再開へ 「33歳でマックス更新」

 広島の九里亜蓮投手(32)が26日、“やり投げトレ”の再開でフォーム固めを誓った。来季からのドジャース入りが決まった山本も長年に渡り取り入れている練習で、自身は20年に試みたことがある。来季に向けて現在は投球時に踏み出したときの歩幅を5歩に狭めるフォームに挑戦中。やり投げで上半身と下半身のバランスを整えながら完成形を目指す。

 フォーム固めにまい進する九里が再び“やり”を投げる。「上半身を遅らせて投げるイメージがつきやすい。足の運びとかも似ている」。20年に一度取り入れた「ジャベリックスロー」を再開させる方針を明かした。

 今オフは球速増のため、投球時に6・5~7歩だった歩幅を5歩まで狭めるフォームに挑戦中。長さで言えば45センチほど短縮する大胆な変更だけに試行錯誤している。

 取り組み始めて1カ月弱が経過した。平地では目指す形ができ始めているものの、傾斜があるマウンドでは今季までの形に戻ることがある。

 「すぐに足を付かなきゃという感覚をなくしたい」。無意識に5歩の歩幅で腕が振れるようになるために“やり投げトレ”再開にたどりついた。

 ドジャース入りが決まった山本が取り入れていることで知られる同練習。3年前も山本に刺激を受けてチャレンジした。上半身と下半身の連動性を意識し、丁寧にやりを投げることでフォームを固めていく。年明けからマウンドで投げる回数を増やす予定だ。

 自己最速は150キロ。「33歳でマックスを更新しようと頑張っています」と力を込める。飽くなき向上心が頼もしい。

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