広島ドラ5・赤塚 柴犬のぬいぐるみ2体持参 苦楽ともにした相棒に命名も
広島の育成を含む新人8選手が7日、広島県廿日市市の大野寮に入寮した。ドラフト5位・赤塚健利投手(22)=中京学院大=は愛する相棒たちを持参。「柴犬のぬいぐるみです。もともと犬が好きで、愛着はあります」と2体のぬいぐるみに温かい視線を送った。
実家でも柴犬を2匹飼っており、名前は「いちご」と「だいふく」。愛犬家の一面をのぞかせた右腕は4年前から苦楽をともにするぬいぐるみの名前を問われると「さっき『クリーム』と『パン』ってつけました」と笑いをとった。
言葉からも勇気をもらう。好きな歌手であるベリーグットマンの歌詞が掲載されたグッズも持参。「カレンダーのように歌詞が見られる。辛いときに見ます」と大きな心の支えにする考えだ。
初詣のおみくじは中吉だったが「待ち人は『こない』って書いてありました」と笑顔。野球に専念するということかと問われると「もちろんです」と即答し、8日から始まる新人合同自主トレを見据えた。
◇赤塚 健利(あかつか・けんと)2001年7月1日生まれ、22歳。静岡県出身。195センチ、109キロ。右投げ右打ち。投手。小学1年時から野球を始め、福田中時代は掛川シニアでプレー。中京学院大中京では1年秋からベンチ入り。3年夏に甲子園出場。中京学院大では岐阜リーグの3年春に最優秀投手賞受賞。MAX153キロ。