広島ドラ2・高 赤グラブに大商大部訓の刺繍 真っ赤なダウンで大野寮入り「黄色はまずいかなと」

  広島の育成を含む新人8選手が7日、広島県廿日市市の大野寮に入寮。ドラフト2位・高太一投手(22)=大商大=は“大商大魂”が注入されたグラブを新たな相棒として持ち込み、プロとしてのスタートを切る。

 「カープカラーでいこう」と入寮に合わせて新調した真っ赤なグラブにはインパクト大の言葉が刺しゅうされていた。『負けられません 勝つまでは』。大商大・富山陽一監督の格言で同校野球部の部訓だ。

 この言葉を胸に大学の4年間で無名の存在からプロ入りまで駆け上がった左腕。「大学時代に自分を成長させてくれた言葉。勝つまでやり続ければ負けないという意味で大商大らしい。自分の中で一番大切な言葉として、グラブに(刺しゅうを)入れさせてもらった」と力強いまなざしで説明した。

 この日は真っ赤なダウンジャケットに身を包んで大野寮の門をたたき、「特に意識は…。(持っているのが)黄色と赤だったので、黄色はまずいかなと思って」と苦笑い。一方で「野球に打ち込める環境だなと思う。野球中心の生活で広島カープの中心になれるように頑張りたい」と赤く染まる熱き思いものぞかせた。

 12月は大商大で練習を積み、新人合同自主トレへの準備も万全だ。自身を奮い立たせる言葉を胸にキャンプへの調整を加速させていく。

 ◇高 太一(たか・たいち)2001年7月26日生まれ、22歳。愛媛県新居浜市出身。180センチ、80キロ。左投げ左打ち。投手。今治中央ボーイズから広陵、大商大に進学。3年春センバツ出場。昨年6月の大学日本選手権でベスト8。リーグ通算29試合、12勝0敗、防御率1・77。MAX151キロ。持ち球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク。

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