広島の新人合同自主トレが８日、広島県廿日市市の大野練習場で始まった。ドラフト１位・常広羽也斗投手（２２）＝青学大＝ら８選手は午前１０時からランニング、キャッチボール、ノック、シャトルランなどを行った。

　常広は初日を終え「（大学野球を）引退してから今までは一人で練習していた。こうやって他の人と練習できて充実しています」と笑顔を見せた。

　キャッチボールは育成３位・杉原望来投手（１８）＝京都国際＝を相手に山なりの軌道。「３～４割ぐらい（の力）」でフォームのバランスを意識した。だが、球を受けた杉原は「軽く投げてあの球のキレと回転はすごい。（８、９割の力の入れ具合でボールが来たら）捕れないです。キャッチボールをしながら『これ以上、力を入れられたら捕れないな』と思った」と舌を巻いていた。

　今後に向けて常広は「ここから１か月、キャンプに向けてどんどん動けるように」と意気込んだ。